*russian.txt* For Vim バージョン 8.1. Last change: 2006 Apr 24 VIMリファレンスマニュアル by Vassily Ragosin
ロシア語サポート
1. はじめに | |russian-intro| |
2. ロシア語キーマップ | |russian-keymap| |
3. ローカライゼーション | |russian-l18n| |
4. 既知の問題 | |russian-issues| |
Vim ではロシア語は完璧にサポートされてゐます。特別な設定をすることなく、他の言語とまつたく同じやうにロシア語のテキストを書いたり表示したりできます。
言語を切り替へるには、システムネイティブのキーボード切り替へを使ふか、Vim に含まれてゐるロシア語キーマップのどれかを使ひます。例:
:set keymap=russian-jcukenwin
後者の方法なら、ロシア語のキーボードを持つてゐなくてもいいですし、システムのキーボード設定とは獨立して言語を切り替へることができます。|'keymap'| を參照してください。また、キーボードを切り替へるためのキーマップを作ることもできます。|:map| を參照してください。
ノーマルモードコマンドを入力するときにキーボードを切り替へなくてすむやうに、オプション ’langmap’ をセットすると便利です:
:set langmap=ФИСВУАПРШОЛДЬТЩЗЙКЫЕГМЦЧНЯ;ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ, фисвуапршолдьтщзйкыегмцчня;abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
上の行は utf-8 で書かれてゐるので、’encoding’ が utf-8 でないと讀めません。讀みやすいやうに折り返してゐますが、このコマンドを 1 行で入力してください。
ロシア語に飜譯されたメッセージ、ヘルプファイル、メニューなどを使ふには、RuVim 言語パックをインストールする必要があります。次のサイトからダウンロードできます。
http://www.sourceforge.net/projects/ruvim/
自動インストールするためには Vim 6.2.506 以上、ruvim 0.5 以上でなければなりません。また、ユーザーインターフェイス項目の飜譯を使ふには Vim が |+gettext| 機能つきでコンパイルされてゐなければなりません。
RuVim プロジェクトからアーカイブをダウンロードしたら、あなたの $VIMRUNTIME ディレクトリに展開してください。UTF-8 アーカイブを使ふことを推奬します。
ロシア語のドキュメントを使ふには、オプション ’helplang’ に "ru" をセットしてください。
Win32 のコンソールでロシア語メッセージを使つてゐると、"vim –help" と "vim –version" の出力、コンソールウィンドウタイトルが閒違つたコードページで表示されてしまひます。この問題は GNU gettext ライブラリのバグに關係してゐて、將來の gettext では修正されるかもしれません。