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Vim の配布條件と、あなたが支拂つたお金の使ひ道について

*uganda.txt*    For Vim バージョン 8.1.  Last change: 2018 May 17


		  VIMリファレンスマニュアル	  by Bram Moolenaar

要約

Vim はチャリティウェアです。好きなだけコピーして使ふことができますが、ウガンダの孤兒院への寄附を推奬してゐます。下記の |kcc| を參照するか、ICCF のウェブサイトを訪れてください。URL は以下のとほりです。

http://iccf-holland.org/
http://www.vim.org/iccf/
http://www.iccf.nl/

Vim の開發のスポンサーになることもできます。スポンサーは機能要望に投票できます。|sponsor| をご覽ください。集めたお金はウガンダへ送金されます。

Vim のドキュメントには Open Publication License が適用されてゐます。|manual-copyright| をご覽ください。

=== ライセンス日本語譯 ここから ===

{譯注: この日本語譯は參考のために示すものであり、法的效力を持ちません。必ず原文(http://vimdoc.sourceforge.net/htmldoc/uganda.html#license)を參照してください。}

VIM ライセンス

=== ライセンス日本語譯 ここまで ===

Note:

Kibaale Children’s Centre

Kibaale Children’s Centre (KCC) はウガンダの南部にある小さな町 Kibaale にあります。ウガンダは東アフリカのタンザニアの近くに位置してゐます。その地域は Rakai 地區として知られてゐます。人口の大部分は農民で、貧乏ではありますが食料は十分にあります。しかしこの地域は世界のほかの場所よりも AIDS で苦しんでゐます。AIDS はここから始まつたといふ人もゐます。ウガンダ人の 10-30% が HIV に感染してゐると推定されてゐます。兩親が死んでしまふので孤兒がたくさんいます。この地域では人口 350,000 人のうちの 60,000 人の子供が親をどちらか、または兩方をなくしてをり、その數は增え續けてゐます。

子供たちは多くの援助を必要としてゐます。KCC は食料、醫療、敎育を彼らに提供するために懸命に働いてゐます。食料と醫療は彼らの健康を保つために、そして敎育は彼らの將來を手助けするためです。KCC はキリスト敎の敎へに基づいて活動してゐますが、子供たちの宗敎にかかはらず援助が行はれてゐます。

この地域の問題を解決する鍵は敎育です。過去數年にわたる Idi Amin 大統領の時代とそれに續く市民戰爭により、敎育は輕視されてきました。今は政府が再び安定しましたし、子供と親は自分自身の健康をどうやつて保つか、そしてどうすれば感染を避けられるかを學ぶ必要があります。病氣にかかつてゐる人々や空腹を抱へてゐる人々への援助もなされてゐますが、第一の目標は人々を病氣から遠ざけることであり、そして體によい食料を育てる方法を彼らに敎へることです。

ほとんどの孤兒は擴大家族の中で生活してゐます。叔父や姉が彼らの世話をしてゐます。このやうな家庭は大家族でありながら收入は少ないので、子供が體によい食料を得られるのは希です。まして衣類、醫療、學校に通ふことなどは無理なのです。このやうな貧しい子供たちを助けるために資金援助制度が設けられました。子供は經濟的に養子になるのです。KCC は、月に數ドルのお金で、子供たちに必要なもの、健康や學校に通ふことなどを手配します。また KCC はその他にも、子供とその世話をしてゐる家族が必要とするものの面倒を見てゐます。

子供を直接援助するほかに、子供が育つ環境を改善する必要があります。KCC は學校の敎育方法が改善されるやう援助を行つてゐます。センターには實地敎育をする學校 (demonstration school) があり、敎師を指導してゐます。保健に從事する人の育成もされてをり、衞生敎育も行はれてゐます。そして、各家庭が適切なトイレを作れるやうに支援してゐます。私はセメントの厚い板を作る現場を設立する手傳ひをしました。その板はよいトイレを作るのに使はれ、そしてコスト以下の値段で賣られてゐます。

プロジェクトには小さな診療所があり、子供たちとその家族が醫療を受けられるやうにしてゐます。そして必要があれば病院へ移ることを申し出ます。病氣の豫防プログラムが實行されてをり、傳染病 (風疹とコレラは惱みの種です) が發生した場合は援助が行はれます。 私は 1994 年の夏から 1995 年の夏までの丸1年閒をボランティアとしてセンターで過ごしました。センターを擴大するための手助けを行ひ、そして飮料水の改善を行ふ地區と衞生設備の改善を行ふ地區で働いてゐました。そして KCC が提供してゐる援助が本當に役に立つてゐることを學んできました。オランダへ戾つたとき、KCC のサポートを續けたいと思ひました。それを實行するために私は基金を設立し、そしてスポンサーシップ・プログラムを組纖化しました。次のどれかが可能かどうか檢討してみてください:

  1. 1 人の小學生のスポンサーになる: 月に 17 ユーロ(か、もつと)
  2. 1 人の中學生のスポンサーになる: 月に 25 ユーロ(か、もつと)
  3. 診療所のスポンサーになる: 月もしくは 4 半期ごとにいくらでも
  4. 1 度に限定した寄附(A one-time donation)

他の組纖に比べると子供のスポンサーシップの料金はかなり低いです。これはお金が直接センターに屆くやうになつてゐるからです。5% 以下しか運營には使はれてゐません。それが可能なのはこの組纖が小さく、そしてボランティアで運營されてゐるからです。子供のスポンサーになるのなら、少なくとも1年は續ける心構へを持つてください。

しかしお金が適切に使はれてゐることを信用できるでせうか? まづ、私は Vim の作者として個人的に信用されてゐます。そして私はセンターで働いてゐる人々を信用してゐますし、彼らを個人的に知つてもゐます。さらには、このセンターはかつては WorldVision と Save the Children Fund によつて共同運營・監督され、今は PacificAcademy Outreach Society の監督下にあります。センターは約 1 年に 1 回は視察を受けて進行をチェックしてもらつてゐます (自費で)。私自身 1993 年から何度も視察をしてゐます。ICCF のウェブサイトに視察レポートがあります。

もし他に質問がありましたら、私にメールを送つてください: <Bram@vim.org>

センターの住所:

Kibaale Children’s Centre
p.o. box 1658
Masaka, Uganda, East Africa

送金:

最新の情報は ICCF のウェブサイトをご覽ください。ICCF の URL は |iccf| をご覽ください。

アメリカ:

下記で說明する方法が使へます。殘念ながら、Nehemiah Group Outreach Society (NGOS) に小切手を送る方法はもう使へません。國稅廳 (IRS) の稅領收書を得られる他の方法を今探してゐます。子供のスポンサーになるにはカナダの KCF (下記參照) に聯絡してください。銀行の手數料を節約するため、アメリカの小切手を彼らに送ることができます。

カナダ:

カナダのSurreyにあるKibaale Children’s Fund(KCF)に聯絡してください。彼らはKibaaleの子供たちのために、カナダのスポンサーを世話してゐます。KCF が集めたお金は100%、ウガンダのプロジェクトに送金されます。1度に限定した寄附の場合は、そこに直接送ることができます。Vimによつてどのくらゐ寄附されてゐるか知りたいので、よろしければ、送金したことを私に知らせてください。スポンサーシップについては KCF に尋ねてください。

Kibaale Children’s Fund c/o Pacific Academy
10238-168 Street
Surrey, B.C. V4N 1Z4International Child Care Fund
Phone: 604-581-5353

Kibaale Children’s Fund (KCF) に寄附をすると、稅領收書を受け取れるので、確定申告で提出できます。

オランダ:

Lisse の "Stichting ICCF Holland" の口座に振り替へてください。オランダ在住の方は稅金が扣除されます。

Postbank, nr. 4548774
IBAN: NL95 INGB 0004 5487 74

ドイツ:

寄附により、確定申告で稅金が扣除されます。最新の情報は ICCF のウェブサイトを禦覽下さい:

http://iccf-holland.org/germany.html

世界:

郵便爲替を使つてください。ほとんどの國で、たいていは郵便局から送れます。この名前を使つてください (これは私のパスポートのものです): "Abraham Moolenaar"。可能なら通貨はユーロにしてください。

ヨーロッパ:

可能なら銀行振り込みを使つてください。あなたの銀行はそのための方法を用意してゐるはずです。swift code と IBAN number は下記の"その他"の項を參照してください。他の方法も使へると思ひます。スポンサーシップについてはお問ひ合はせください。

クレジットカード:

クレジットカードでの送金には PayPal が使へます。これはインターネットでの決算で最も廣く使はれてゐるシステムです。これは本當に簡單です。詳細はこのリンク先を見てください:

https://www.paypal.com/en_US/mrb/pal=XAC62PML3GF8Q

送金のための e-mail アドレスは:

Bram@iccf-holland.org

400 ユーロ (500ドル) より大きな送金は、小切手で送るやうにしてください。

その他: 可能であれば次のうちのどれかの口座に振り替へてください:

Postbank, account 4548774
Swift code: INGB NL 2A
IBAN: NL95 INGB 0004 5487 74
under the name "stichting ICCF Holland", Lisse

これがうまく行かなければ:

Rabobank Lisse, account 3765.05.117
Swift code: RABO NL 2U
under the name "Bram Moolenaar", Lisse

それ以外は、ユーロか US ドルの小切手を下記の住所に送つてください。最小の金額は 70 ドルです(私が利用してゐる銀行はそれ以下の海外からの小切手は受け付けないのです、ごめんなさい)。

小切手の送り先:

Bram Moolenaar
Finsterruetihof 1
8134 Adliswil
Switzerland

この住所は當分先まで使へると思ひます。


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